ライブ覚え書き RADIO MAGIC@5/31大阪城ホール



セットリスト
1.黄金の月(アコギソロ)
2.LIFE
3.コノユビトマレ


おもっきり2階ステージ正面席…要は、いちばん遠い席w
着席して周り見てふと気付いた。
初めてライブ見たの、多分このあたりだった!
そのライブ全然記憶ないんだけどw
あの頃、音楽にさほど興味なくて、
お友達のお付き合いでやむなくって感じで。
今にしてみればなんてもったいないって思うけど。
私がスガシカオという名前を初めて知ったのは、
この「黄金の月」という曲がきっかけ。
FM802のヘビロになってた。
ラジオから流れるたびに、良い曲だとは思いながらも、
重たい佇まいが、当時の私にはちょっと受け入れられなかった。
(見た目だとか、ご本人がってことではありませんw念のためw)
ちなみに、ファンになったのはそのもう少し後のハナシ。


私にとって長い間、
良く言えば「特別」、悪く言えば「苦手」な曲。
初めから聖域というポジションに置いてしまったがゆえに、
凄い曲だという一言で収めてしまって、
自分なりに受け止めて来なかったような気がする。
だから、基本的にバンドでより軽めにポップなほうを好んでた。
ずっと昔にも書いてるけど、
この曲がちゃんと聞こえてきたのはいつぞやかのタクシーの中、
そして、この曲の凄さに気付いた気がしたのは、あのヒトリ高崎の時。
これは推測でしかないんだけど、
あのいつになく真面目なMCからの「黄金の月」は、
事務所からの独立ということが心にあったのでは?と思う。
ぶっちゃけ、あの頃からなんとなく不穏さは感じていたものの、
方向性が定まらないゆえの迷いやブレっていう程度だと思っていて、
まさか事務所を辞めるなんて思いもよらなかった。
あれから何年もたって何回も聞いているけど、
あの時に勝る「黄金の月」はまだないな。


この「黄金の月」という曲は、
ものすごいチカラを持っている曲だから
その時その時のシカオちゃんを、音楽を、
そして、私自身をも映す鏡のような歌だと思う。
それは、バンドであろうがソロであろうが関係なく。
響いてこない時は本当に響いてこないんだもん。
そういう時は、きっとどこかに少し距離のある証。
逆にやたら心に迫ってくる時は、距離が近い証。


久々に聞いた黄金の月、良かったなあ。
これを聴くために行ったんだと思った。