10/9 NAGISA MUSIC FESTIVALに行ってきました


10/9 渚音楽祭・秋2005@お台場オープンコート(一日め)に行ってきました。
お目当てはもちろん
沼澤尚勝井祐二森俊之with迫田悠


当日の様子はコチラから(沼澤さんのサイトです)http://www.numazawatakashi.com/for_drummers_cont01.html


って、実は前日の8日に沼澤さんのHPで出演を知りました。
SunPauloのライブがあるよ〜っ!
そしたら、なにーっ!沼澤+森で明日の渚に出るのー?!
森さんのHPで勝井&沼澤セッションとあったのはコレなのね。
てっきり、時間軸が合わないんだけど、
10/28のモーションブルーのことかと思ってました。
とりあえずSunPauloに行く前にどんな音楽か知っておきたいと思い参戦を決定。
(なので、超基本的な事のみで詳しい知識のない状態のまま・・・)
その時は、仕事が終わった後と約束までの時間潰しにちょうどいいや、とか
そんなかる〜い気持ちで決めたのですが…ねえ。
好奇心と行動力の強さっていうのは、
私のイイところでもあるし、そしてコワイところでもあるんだけど。
恐いもの知らずってホントにコワイ、と後から思いましたね、とほ。


当日の天気予報では、午前中は雨午後からは曇り時々雨とのこと。
(沼澤さん雨男説は本当かもね〜)
東京テレポートの駅に着いて外に出ると、予報どおり雨は一応止んでる。
そして、もうすでに音が聞こえてきました。
会場に近づいていくと、さらに爆音。
入場時には、IDカードチェックもありました。
ステージは、太陽・月・星・風・空・光・虹の合計7つ。
で、おめあての「虹 Rainbow」のブースはどこ?と探すと、
その場所には小さい円形のテント。広さにして10〜12畳ほど?
・・・え、ここですか?って感じ。
中に入ると、その狭いテントの中に、
奥からキーボード、ドラム、ヴァイオリン、VJの機材?のセッティング。
そして、天井から垂れる幕。
客層は若いよ〜。かなりクラブのノリ。そして男のコが多かったよ。
本日は完全アウェイなオイラは隅っこの方でおとなしくスタンバイ。
(次回はそうはいかないっ!真ん中より前に行ってやるううう)
予定時間の15:30を過ぎてもまだ前のアーティストがまだ出演中。
終わった後も、なかなか始まらなくて(機材トラブルがあったのかも?)
結局30分ほどおしてスタート。
スタートと言っても、はっきりとではなく気付いたら始まってました。


曲は1曲1曲の切れ目がないけど盛り上がりの波はあって、
全部で1時間超でした。
その間、沼澤さんも森さんも演奏しっぱなし。
凄い体力&集中力!(とくに沼澤さん)にビックリでした。
会場もすごく盛り上がってた。
初めて聞いた感想は・・・
qあwせdrftgyふじこlp
・・・もうね、なかなか言葉にできない。


沼澤さんのドラムの音がカラダに響いてきて、
そして、森さんのキーボードの音がうねって纏わりついてきて、
時折、勝井さんのバイオリンが刺さってきて、
そんな音全部が一緒になってカラダを突き抜けていくような感じ。
目をつむってグルーヴにカラダを任せていつつも
(どうせ後ろだから沼澤さんも森さんも見えないし)
ふと顔を上げると、天井から垂れてる幕には
いろんなイメージの映像が流れていて、より想像力をかきたてる感じ。


ライブ後、しばらく放心状態。まさに魂を抜かれたよう。
あの時にはひたすら音楽にヤラれた、と思っていたけど、
一日たって振り返ってみると、音楽にっていうよりも、
沼澤さんと森さんの熱気・迫力・力強さに、ひたすらヤラれたんだと。
サポートじゃないから周りを気遣ったり自分を抑えたりする必要がない分、
本能ムキだしの音にヤラれたんだと。
最後あたりで、少しスペースが出来て、二人が見える位置に移動したんだけど、
目つきは鋭いし迫力ありすぎて、こちらが恐くなるほど。
ファミシュガの時の優しく大人で理性的な沼澤さんや森さんじゃなかった!!
沼澤さん&森さんの凄さって、
確実な演奏や高度なテクニックや全体を見る能力だけじゃなくて、
音に「自分」を加えて伝えることができるところにあるのでは?って思った。
沼澤さんはドラムを叩く時に込める「自分」に、
森さんはキーボードからメロディとして紡ぎ出す時、
そして、打楽器のように叩く時に込める「自分」に、
アツくて男らしい一面を見たように思います。
…初めて見た二人、そして、初めて聞いた音楽でした。
あの二人・・・凄過ぎるよ。


そもそも、どうして参戦を決めたのか?
このところ、音楽は楽しい!モード全開中であることと、
そして何よりも、
沼澤さん&森さん達の自身のリアルな音っていったい何?
っていう疑問がここ最近、頭の中をぐるぐると回っているのです。
ガマニアになって何年たつねん!って感じですがね(苦笑)
ファミシュガの時の沼澤さんや森さんは、
グルーヴマスターであったりオーガナイザーとして、
まずシカオちゃんを、そして全体を最大限に生かす事に腐心しているように感じます。
それは先日のBHBの時もそう感じました。
曲中に時折炸裂するソロも、アツくてメチャクチャカッコいいんだけど、
あくまでも曲を意識してのソロなわけで。
・・・じゃあ、遠慮ナシ&手加減ナシで生み出される音って何?
そう感じてきた矢先に見つけた、このフェスでした。
リアルな音が何なのか?っていう事が分かったわけではないけど。
少なくとも何かが見えた気がする。
そしてもっともっと深く知りたい、と思いました。


正直言って、私はトランスとかクラブ系ミュージックとかって苦手なんです。
クラブとかに行かなくても酒の力を借りなくても、
十分過ぎるほど脳内麻薬は作れる体質だし(笑)。
ってことはさておき、どうも私は「言葉」に対する拘りが強すぎる傾向があるみたい。
それは私が「言葉」そのものから生み出される世界観や、
言葉と音楽が結びついた時に生まれる世界観に対する
感覚を重視してるからなんでしょうけど。
(きっと同じ理由で、洋楽も苦手なのかも)
どうしても「言葉」に偏って音楽を捉えてしまいがちなんですね。
「言葉」じゃなく「声」として、楽器の一つとして捉えて音楽として耳にすると
カッコいい、とか、なんか好き、とかの感想になってしまう。
それはそれで全然いいんだろうけどさ。
そして、音だけからどれだけ作り手(演奏者)の意思を汲み取れるのか?
CDからでは余計難しい気がする。表情とか雰囲気とかニオイとかないし。
だからこそ、沼澤さん&森さん達の自身のリアルな音っていったい何?
っていう疑問を持ったときに、まずCDを買いに行くのではなくて
ライブを探してしまってたんだと思う。
なまじかライブの音を聞いたことがあるから余計にね。
・・・そんな傾向の私ですが、何も考えず行く事を決めてよかった。
会場ではちょっとヒいたこともあったけど。
もう何より沼澤さん&森さんの凄さをホント見せつけられたよ。
今回のライブで目からウロコでした。
でも、それは沼澤さん&森さんだから、なのかもですが。



さっそく今日、渋谷のHMVで買ってきました!
シカオちゃんのラジオ終了後の今、コレを聞きながら書いてます。

After the eclipse

After the eclipse

CDの音も十分カッコいいんだけど、
ライブはもっと凄いよ。
しかも今回は沼澤さんと森さんの2人で、だし。
これにタイジがいたら、いったいどうなるんだろう?
11月のライブがすっごく楽しみ♪
・・・シカオちゃん
うかうかしてると本命から愛人に格下げされちゃうよ。なんてね。