11/3 NOTHING BUT THE MIDNIGHT FLASH GROOVE

  featuring MARCOS SUZANO & TAKASHI NUMAZAWA @南青山マンダラ


           マルコス・スザーノ(pandeiro)×沼澤尚(drums)
           ×Candle・Odyssey・by・Candle JUNE
           with・SPECIAL・DUB・MIX・by・内田直之



先日の1日だけでは飽き足らず、またもや行って来てしまいました。
一週間で3徹夜になっちゃうよ?とか、翌日は金曜日だよ?とか、
終演後どうするの?とか、そんなレベルのものでは、
このどうしようもない欲求を止めることなんて出来やしませんでした。
だって、タカさんのリアルな音を知ることの出来るまたとない機会だよ?!
・・・終わった時、本当に行って良かった〜!、と心底思いました。


帰宅後30分で身支度をして家を飛び出して、
マンダラに着いたのが24時半を過ぎたぐらい。
当日券を購入し階段を降りると、前回よりもフロアが薄暗くその中で何か揺らめいてる。
ステージを見て納得。
前方に大きなキャンドルが2本、奥に小さめのが3本?あり、火が燈されていました。
セッティングは、ステージ左側にドラム、右側にスタンドマイク。
座った位置はタカさんもマルコスさんもよく見える位置。
こんなところに私が座っていいのか?ぐらい。
でも、先日の時にはグルーヴを優先して聞いてたし、
しかもタカさんとマルコスさんはあまり見えなかったし、
めったにないこんな機会なんだから、
ちゃんと見て感じられるところに行きたい、と思ってたし、
お店の方にも「あそこがあいてますよ」と言われたんで、ね。(以上、言い訳でした)
怖いもの知らずって本当に怖いですね〜(渚に引き続きそう思った)
座ってから始まるまで、ずっとゆらめくキャンドルを見ていました。


25時を回ってしばらくして、タカさんとマルコスさんが登場。
二人とも位置について、少したった後、始まってしまいました。


ステージ上には、タカさんとマルコスさんの2人きり、
楽器も、ドラムとパンディロの2つのみ、のはず。
しかも、2つとも打楽器ですよね?
でも、全然そんなふうには感じなかった。
音楽がここまで広がるのか?と、
ここまでカラダにそして心に響いてくるのか?と。
もう驚くやら感動するやらでした。
タカさんとマルコスさんが、互いに
呼吸を合わせて、
リズムを合わせて、
目を合わせて、
近づいたり、遠のいたり、
協力しあって、挑発しあって、
引き立てあって、駆け引きしあって、
相手のプレイに感心したり、ムキになったり…
本当に2人の真剣勝負な時間。
・・・いや違うな。
2人とも、本気で真剣に「楽しんでる」って言った方が正しいのかも。


タカさんのプレイをこんなに間近に見るなんて
初めてのことだったけど、(いつもは奥にいるからね)
こんなに生き生きと楽しそうに叩いてたっけ?
すっごく無邪気にマルコスさんに笑いかけたりして、
心底楽しんでプレイしてるな〜、と思いました。
もちろん、マルコスさんも同様。
2人のその「楽しんでる」という気持ちが、
見てるこちら側にも伝わってきました。
以前の「渚」の時に感じた、
「音」に「自分」を加えて伝えることの出来るパワーの強さ、というものを
タカさんにもマルコスさんにも感じました。


それにしても・・・
本当にあの2人、凄いよ。凄すぎる。
人間じゃねーよっ!マジで。


そんな2人の音楽に、ただやられっぱなし。
すっごく楽しかった。
嬉しくて楽しくて仕方がないって感じ。
そして、途中、あまりにも凄すぎて笑っちゃいました。
人間はあまりにも自分の想像を超えるものに直面した時には笑ってしまう、
ということを耳にしたことがありますが、まさにソレ。


内田さんのDUB MIXもとても素晴らしかったです。
してる時としていない時の違いがくっきりとしていて。
2人の世界をとても強調していた感じ。


そして、とうとう終わってしまったのが3時前。だいたい1時間半ぐらい。
拍手がなかなか出なくて、タカさんはアレ?って表情をしたんだけど・・・
「違うの〜!タカさん、説明させて!!」
拍手が出せない程、引き込まれて圧倒されてたんです。
2人の音楽に、そして、2人の達成感に。
そして、終わったと気付いた時、拍手してしまったら、
とても幸せな4日間にわたる今までのこの時間を
本当に終わらせてしまうような気がして、
もっと続けて欲しくて、やめて欲しくなくて、もったいなくて、
なんかためらってしまいました。
タカさん、マルコスさん、拍手が遅くなってごめんなさい。
でも、他の方も多分そうなんじゃないかな〜?


本当に凄いものを見せていただいて感じさせていただきました。
1日に感じたことを「幸福」と表現するなら、
今回感じたのは「圧倒」になるのかな?


そして先日は、座って聞くのはツラいと感じましたが、
今回は、座って聞けてよかった、と思いました。
「立つ」ことに費やすエネルギーさえ惜しい、と感じたから。
そのエネルギーを、2人を受け止める方に使いたいな、と。
どちらのライブが上かとかそんなことではなくて、
単なるベクトルの向きの違いなんだけど。


なんかレポになってないな〜。本当にすみませんね。
2人の凄さ、そして会場で共有したあの空気を上手く伝えることが
どうしてもうまく出来ません。
何回か書いてみたんだけどな…
もう、ぶっちゃけ「あの場にいた人しかわからない」んです。
私が感じたのは、森さんの言葉を借りるなら、
「私はなんて幸せ者なんだ」ということ。
これから先もずっと、渚と1日&3日のマンダラでのライブのことは忘れないな。
忘れろって言われたって絶対無理。
記憶だけじゃなくて、もう心にも刻まれてしまってるからね。



常々、シカオちゃんが「ファミシュガはスゴイんだよ、天才ばかりだよ。」
と、MCで言っていますが、
その時に分かったようなつもりで応えてた自分がとてもハズカシイ。
本当に分かってたのかよ?と過去の自分に突っ込んでしまいました。
そして・・・「そのフロントがオレだよっ!」と言ってるシカオちゃん
ほんっとーに頑張れ、シカオちゃん!!
ファミシュガは半端ない方々ばかりでございますよ。
(そんなこと、シカオちゃんは分かってるだろうけどね)



足でリズムをずーっととっていたせいで、
翌日には足の甲が筋肉痛というおバカっぷりも発揮する私でした。
・・・おあとがよろしいようで。