村上春樹著「意味がなければスイングはない」


意味がなければスイングはない

意味がなければスイングはない

スガシカオのやわらなカオス」

今日早速買いました。
大好きな村上春樹さんがスガシカオを論じてるわけですからね〜。
それにしても、邦楽で取り上げてるのシカオちゃんだけだよ。
どーだ!って感じで嬉しい限りです。


内容については私が言うべきことはないと思います。
もう本当にそのまんまです。
その中でも特に私が常々感じていたことをズバリ表現してくれた箇所が3つ。

つまりスガシカオという人間のもつ様々なアスペクト有機的に絡み合って、
ひとつの総合的な、個人的な音楽世界が成立しているわけだ。要するに、
「聴いてみりゃわかるし、聴かなきゃわからないよ」というひとかたまりの世界である。


ただ僕が言いたいのは、「スガシカオの書く歌詞は、スガシカオの書く個人的作品として、
ひとまず受容することができる」ということである。当たり前の話だが、
まずそういう受容プロセスがあって、そこから個々の評価の出し入れが始まるわけだ。


車内のスピーカーから流れるスガシカオの音楽の歌詞に、
つい耳を澄ましてしまうことになる。これがけっこう習慣化してしまうというか、
中毒っぽくなってしまうのだ。僕もあるいは「どや、兄ちゃん、よかったやろ?
クーっとくるやろ?」的な世界に足を踏み入れてしまったのかもしれない。

ステレオサウンド誌で初めて見た時にはあまりの的確さに驚きました。
そして、さすがだなと感服しました。
今回単行本化されて、もう一度読み返してみたら、
シカオちゃんの凄さってものを、改めて思い知りましたよ。
村上春樹さん、ありがとう。


↑の本と一緒に買った本はコチラ。

きょうの猫村さん 1

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きょうの猫村さん
ああ、ネコムライスが食べたい。。。