2/4 ROOTS66@大阪城ホール


ROOTS 66 DON'T TRUST OVER 40
'06.2.4 sat 大阪城ホール START 18:00〜


大阪での模様はコチラ→http://www.daily.co.jp/gossip/2006/02/05/203945.shtml
(使われている画像はシカオちゃん♪)


開演時間の18時を少し過ぎたところで、客電が落ち、
ステージの左右に設置されたモニターにVTRが流れ始める。
順々に紹介されていく今日の出演者は、もちろん全員1966年の生まれ。
この1966年は、60年に一度の丙午にあたるという理由で、
出生率が激減した年でもあったとのこと。
それぞれを楽曲つきで紹介していくうちに、
じわじわと会場のテンションが上がっていくようでした。


明るい照明がさすステージにトップバッターで現れたのは、
宮田和弥さん。
いきなり激しい!
でも、その激しさに、会場がノセられてる。
「ひひひひひひひ、ひのえうま〜♪」
冷静なままじゃ歌えないけど、この時はもう既に躊躇ナシ。
ほとんどの人が歌っていたと思います。
途中、ステージから降り、アリーナ中盤まで走りぬけてました。
さすが特攻隊長!
これだけ会場のテンションを上げられるなんてね。


そんな中「この後はやりにくいなー」と言いつつ、せっちゃん登場。
いやいや、大阪はアナタのファン多いから大丈夫。
ステージ右側上段にあるキーボードに着席し、「君の顔が好きだ」を。
この曲好きなんだよなーと思って聞いてたら、
途中、「君の顔が好きだ♪」という部分を、
××という内容に替えてた…せっちゃんやってくれます(笑)
歌い終わったあと、ギターに持ち替えてステージ左側に移動。
その後のMCでは、せっちゃんとヤックが、
せっちゃん「みんな40歳なんだけど、この中で一番○○○○してるのは僕だ!」
ヤック「いや!俺も負けてないけどね(笑)」
・・・だからこれ放送されるんだってば!
(この日はカメラが入ってました。4月に放送予定とのこと。)
と思いつつも、さすがせっちゃんだなと納得。
そして「スローなブギにしてくれ」
これはメチャクチャかっこよかったです!!
「Want you〜♪」の部分にヤラレた。
あと、ギターを少し背を反らせ気味にして弾く姿にも。
せっちゃんはエロくてカッコいいね。惚れました。
っていうか、エロい人ばかり好きになる私って一体…orz


せっちゃんが、そのままギターのポジションを続け、
ヤックの歌がスタート。
こちらも聞くのは初めて。あたり前だけど、ヤック歌うまい。
そして、アベちゃんへ。ニューアルバムからの1曲を歌終えたところでMC。
アベとヤックがこんなやり取りを。
アべ「ニューアルバムの曲と「人生は上々だ」をやります」
(ここで会場が「おーっ」って感じでどよめく)
ヤック「先に言っちゃっていいの〜?笑」
アべ「10年ぶりくらいかな〜。解散して初めてだから」
そっか10年ぶりなんだ、と思っていたら一旦引っ込み、
YAZAWAタオルをパロったY.ABEタオルを肩にかけ再登場。
背中を向けて以前と変わらないパフォーマンスを披露。
最後に、フライングVを客席に投げ込んで去っていきました。
投げそうになっていた時、え?あれ投げるの?ってマジで心配したけど、
あのギターは投げ込み用に作られた発泡スチロール製のギターでした(笑)


ここで前半が終了し、パパイヤ鈴木が登場。
「パパイヤー!」と声がかかると、
「ボクより年下なら『さん』付けで呼べよ〜」と言い返してた。
そうすると「パパイヤさ〜ん」とかけ返すあたりが、さすが大阪。
そして、「何か後方がうるさいんだけど」というワザとらしいフリに、
後ろを振り返ると・・・
なんとシカオちゃんと田島さんが、
アリーナ中盤のミニステージにっ!!


え?シカオちゃんと田島さんがコラボですか?
ROOTS66の開催が決まった時に、
「田島さんとシカオちゃんのカラミってあるのかなあ?
うひょ。楽しみです。」(id:amaikajitsu:20051130 より)
なんてうひょうひょ言いながら書いていたら・・・なんと実現してるし!
でもって始まった曲は「黄金の月」アコギver.
広い大阪城ホールに響きわたるシカオちゃんの声とアコギの音。
2コーラスめは田島さん。
譜割りも発声も全然違う田島さんに驚いたりもしたけど、
見事に田島ワールドでした。
同じ「黄金の月」でも
シカオちゃんが、夜空に白く冴え冴えと輝くような月だとしたら、
田島さんは、空の際に黄色くピカピカと輝くような月でした。
そして、先日のログにも書きましたが、
この「黄金の月」でうるっときたのは↓の部分
ぶっちゃけ、個人的には「黄金の月」はバンドver.の方が好きなんです。
この「黄金の月」の持つ世界がとても私には重すぎて、
アコギできっちりやられると胸が苦しくなる。
だから、バンドver.で少しポップに仕上げてくれた方が、楽に聞ける。
でも今回は、アコギだからこそストレートに入ってきたんだと思う。

ぼくの未来に 光などなくても
誰かがぼくのことを どこかでわらっていても
君のあしたが みにくくゆがんでも
ぼくらが二度と 純粋を手に入れられなくても


夜空に光る 黄金の月などなくても

理由はみなまで書きません。
今のシカオちゃんが歌うからこそ、です。


そして、ステージがマゼンダに染められ、妖しい世界へ一変。
これはもしかして「イジメテミタイ」をやるワケ?
アリーナ中盤にいたシカオちゃんダッシュでステージへ移動し、
ギターを持たずハンドマイクで登場。
「ここで言うのも何ですが、ぼくははっきり言って『ドS』です。
今からドSの歌を歌います。会場にいる『S』の人は楽しんでください。
そして『M』の人は気持ちよくなってください。」
と言って始まった曲はもちろん「イジメテミタイ」
いや〜、よく言った!&よくぞ「イジメテミタイ」を選んだ!
・・・そうこなくちゃね♪シカオちゃん
それにしてもエロかったな〜。
この日、最高に踊らせていただきました。
そして最高に気持ちよくさせていただきましたとも!!
曲が終わって、「サーンキュー」と言ってはけるシカオちゃんに、
ここでまたしても撃沈。


シカオちゃんがはけてしばらく後、中川さんが登場。
「みんないつもどこにおるん?こんなところにおったんや〜。
ぜひソウルフラワーのライブで会いたいんやけどな〜。」
と自虐MCをかませつつ「平和に生きる権利」を。
「関西の素晴しいロックバンド、ソウルフラワーユニオン」と連呼してた。
私はこういうの嫌いじゃないな。
社会的なで重めの詞をポップな音に載せるのって。


お次は田島さん。そして一緒にシカオちゃんも!
おおっ、またもやコラボ!
始まった曲は「接吻」
ただでさえ以前から聞きたいと思っていた「接吻」が聞けて嬉しい!
×シカオちゃんだから嬉しさ倍増でした。
シカオちゃんは2コーラスめを少し歌って、あとはコーラス。
貴重なシカオちゃんの踊りを目にすることができました。
田島さんの不思議な踊りも見れたし。
お得なコラボでした。
それにしても、田島さんの歌う「長く甘い口づけを交わそう」は、
ほんとーにねっとりとした感じ(笑)
シカオちゃんは・・・(以下自主規制)
声質とキャラの違いかなあ。
っていうか、田島さんだけ何かが違う。本当に同い年なのかっ??
(本当にスミマセン。でも田島さんのこと好きですからっ。汗)


トリはトータス。
ステージ左に位置取り、始めた曲は「サムライソウル」
え?テレキャス1本で弾き語りですかっ??
すごくびっくりしたし、その力強さにまたまた驚いた。
そして、トータスの顔がものすごく真剣だったのが印象に残ってます。
その理由は後で分かるのですが・・・
2曲めに「バンザイ」をやってMCへ。
バンドのボーカル同士は意外と交流がなくて初対面の人が多かった、とか、
今はすっかり打ち解けて楽屋もいい感じになってる。
楽屋の様子を5000円くらいでDVDで売ればいいのになー。とか。
出演者の中で誕生日が一番遅くていじめられてリーダーに祭り上げられるし、
だから出番も一番遅くて…と、ぼやいてた。笑
そして「知らん人もいるかもしらんけど…」と言って「銀河鉄道999」を。
最後の「GALAXY EXPRESS 999♪」と繰り返す部分で、
その他メンバーが1人ずつ歌いながら再登場。


全員揃ったところで、「勝手にシンドバット」
ここで会場がかなりヒートアップ!
もちろん「今何時 そうねだいたいね」のあたりの
コール&レスポンスも完璧でした。
そして、何故か「今日の日はさようなら」
何故に?と最初は思ったけど、
よく考えれば、このイベントそのものが学園祭チックだし、
キャンプファイヤーのようなノリだったので、この意外な選曲も納得でした。
一旦全員がステージから退場しアンコールへ。
パパイヤの紹介で、1人ずつハット着用で登場。
ヤックはニット帽の上にハットを被っていたので笑いが起こる。
曲は「勝手にしやがれ
「アア アアア アアア アア」でのシカオちゃんの手振り。一番キマってたよ。
そして、予想通りの帽子投げ。
でも、ステージと客席が少し離れてたので、
実は直接客席には届かないのがほとんど。スタッフが再び投げ込んでた。笑
「次は10年後!みなさんもかなりの年ですが」という言葉でこのライブは終了。


終演後のPAの時、途中で急に 「きゃっ」という声とガタンという音。
何があったんですかねー?
笑っちゃったけど、思わず拍手しちゃった。
(あとで分かったのですが、PAFM802の尾上さんがされてたそうで。笑)
最後までエッジが効いてたライブでした。笑


開演するまではどんなライブになるんだろう?って思ってたけど、
すっごく楽しいライブで、時間があっという間に過ぎてました。
ただ、最後は少し時間が余ってたのが残念。
大阪がとても楽しかったので、
ライブハウスの東京がますます楽しみになりました。


そうそう後日談ですが…
シカオちゃんが「イジメテミタイ」をもってきた理由は、
これだけの濃いメンバーの中で目立つにはコレしかない、
と思ったからだそうで・・・確かにその通り。
「イジメテミタイ」のような濃い曲で安心したよ。
もしこんなイベントで「JUNE」とかの分かりやすい曲をやってたら、
多分私は怒ってた、と思う。
あと、セットリストに「サムライソウル」はなかったらしい。
他の出演者を見ててトータスが急に歌いたくなって変更した、とのこと。
だからテレキャス1本だし、あんなに真剣な顔をしてんだ、と納得。
そりゃ、ぶっつけ本番で緊張するよね。
でもあの「サムライソウル」は良かったと思う。
(東京でもやったけど、この曲は大阪の方が良かった!)