マルコス・スザーノ×沼澤尚セッション


今年の夏は気がつけばライブ三昧でした。
多かったのが、マルコス・スザーノとタカさんを中核としたセッションで、
RSRとNBTMFGを3本とCandleOdyssey2006@代官山UNIT
(行けなかったのは10日のNBTMFGとメタモか・・・ああ、行きたかったな。涙)
そのあたりの感想など書き散らしてみたいと思います。


・・・って、結局今年の夏はいったい幾つのライブに行ったんだろう?笑

(3枚ともNBTMFG。やっぱり10日も行ってコンプリートにしたかった!)




"NOTHING BUT THE MIDNIGHT FLASH GROOVE"


"NOTHING BUT THE MIDNIGHT FLASH GROOVE
featuring MARCOS SUZANO+TAKASHI NUMAZAWA"

@南青山マンダラ open 24:30 / start 25:00 ¥5,000(w1D)


2006/08/10(thu) マルコス・スザーノ沼澤尚 with フェルナンド・モウラ(piano,keyboard), 佐藤タイジ(guitar)and 山田秀人 from "amp"(VJ)
2006/08/11(fri) マルコス・スザーノ沼澤尚 with フェルナンド・モウラ(piano,keyboard), OKI(Tonkori)and 山田秀人 from "amp"(VJ)
2006/08/23(wed) マルコス・スザーノ沼澤尚 with フェルナンド・モウラ(piano,keyboard), 森俊之(keyboard)and 迫田悠 from "KLOMA"(VJ)
2006/08/24(thu) マルコス・スザーノ沼澤尚with フェルナンド・モウラ(piano,keyboard),
エマーソン北村(keyboard), 大儀見元(percussion)and 迫田悠 from "KLOMA"(VJ)


○8/11


直前まで迷っていたため、当日券での参戦。(それもかなり最後の方)
トンコリについて事前に知っていたのは、
アイヌに伝わる伝統的な弦楽器でカラフトアイヌが用いていた五弦琴」ってこと。
いったいどんな音?という好奇心にはやはり勝てませんでした。笑


セッティングは、ステージ左から、グランドピアノとシンセ、奥にドラム、
右にパンディロ、センターにはこの日のゲストであるトンコリ
(通してだいたいこのセッティングでしたね)


最初にモウラがステージに現れ、グランドピアノに座り弾き始める。
ゆったりと流れる音と壁や天井に張られた幕に映し出される映像に、
「水」を感じる。
ほどなく、スザーノ、OKIさん、タカさんが登場。
初めて聞くトンコリの音は、木管楽器だけあって、
素朴でシンプルでやわらかで、それでいて意思の強さを感じさせる音。
そして、自然のニオイがする音。
北海道のアイヌの楽器ということに納得してしまう。
途中、ふと気付くと、
水深く潜った時に聞こえる水(波?)のうねりのような音が聞こえた気がして
深い深い海の中を漂ってるような感覚が。
(これを書くにあたってOKIさんのサイトを見たら、
DUBの内田さんも同じようなことを書いていてびっくりした。笑)
そんな感覚にとらわれてるうちに、気がつけば音が消えていた。


帰りには24日のチケも購入し、帰宅。
(23日のは、メンツが発表になって速攻で買いに行きましたともっ♪)


トンコリってちょっと不思議な楽器。
OKIさんのアルバムも聞いてみたくなった。
トンコリについてはコチラ→トンコリ - Wikipedia
OKIさんのオフィシャルHPはコチラ→CHIKAR STUDIO



○8/23


NBTMFGの4日間のうち、3日分に行きましたが、
個人的にはこの日が一番良かった♪(10日も行きたかったな〜)
・・・あ、ゲストが森さんだからってことではなくて(笑)
今まで、タカさん&森さんがらみのライブにはいくつか行ってますが、
その中でも確実にベスト5に入る素晴らしいライブでした♪


ステージセッティングは、ピアノ・ドラムは変わらず、
センターにパンディロ、右側にピアノと向かいあうようにキーボード。


友人たちと着席し、まずはこの夜に乾杯♪
ワクワクドキドキしつつ、始まるのを待つ。
モウラと森さんがふらりと現れお互いのポジションに着席。
うねるような音で、ライブがスタート。
そして、前回と同じように「水」を感じる。
ってことはモウラの音が「水」ってこと?とか思ってるうちに、
スザーノが現れ2人に絡んでいき、次いでタカさんが。
それぞれの音の環に入っていった時の違和感は一瞬で消え、
4人が完璧に溶け込む。
ここで、RSRに続きまたも鳥肌が。
また凄いモノを見せられるんだな、と感じる。
もちろんその予感は違わなかった。
RSRの時と同じく、スザーノが核となってすすめているよう。
少し歩み寄り、目を合わせ笑いあう。
そして、本日のゲストである森さんに向けることが多かったな。


だいたいいいライブの時って、
色んな風景を感じたり(5/30の沼澤+勝井+森セッションとか)、
意識が放たれるような感覚がしたり(蒲郡とかsmfとか)して、
音を通して何かを見たり何かを感じたりすることがよくある。
でも、今回は少し違う。
確実に2時間の間、あの場所にいて4人を見てた。
4人の奏でる音だけを耳にして、あの4人の姿だけを目に映していた。
私が何か別のことを感じたりどこかに意識を放つことは許されないほど。
音そのものに捕らわれてたっていう感じ。
それほど、私を惹きつけ離さないチカラがありました。
・・・本当にビックリした。


それにしても、森さん凄かったですね〜♪
ソロ炸裂ではなく、全体的に前に出てたって結構珍しい気が。
これも驚いたことではあるんですが、それよりも・・・。
激しく足を踏み鳴らして、まるで踊っているかのように弾いたり、
時にはゆったりと音に惑溺したかのような表情を浮かべて、
あそこまで生き生きと楽しそうに弾いてるのって初めて見た。
そんな楽しそうな森さんを見てたら、
「うわーっ、森さんになりたーいっ!」と思ったほど。
メチャクチャ惚れました♪(←って前からだけど)
というわけで、今回は森さん!最高でした♪


あっという間の2時間で、素晴らしい時間でした。
すっごく楽しかったな♪



○8/24


2日連続の参戦にも関わらず超ハイテンションで臨みました。
この日のゲストは、大儀見元さんとエマーソン北村さん。
というわけで、2鍵盤に3打楽器。
あたり前だけど、音の厚みはこの日が一番。
でもって、タカさんの音圧に吹き飛ばされそうになりました(笑)
そして、目が釘付けになったのは大儀見さんのプレイ。
アツくてしなやかでいて、叩く姿はまるで雷神の如く。
ホント大儀見さんはカッコイイねえ〜。
位置的なこともあり、ほとんど大儀見さんとスザーノを見てました。
そして、エマーソン北村さん。
同じキーボードでも前日の森さんとは全く違うプレイスタイル。
どちらも素晴らしいんだけどね。
森さんが織り成すような音としたら、エマーソン北村さんは、縫うような音。
絶妙な間とタイミングで出される音に、おっ!と思ったり唸ったり。
それにしても、いつ聞いても面白い音を出すよなあ・・・。


去年は、一大決心をしてNBTFGに臨んだのですが、
今回はすんなり行くことを決めました。
オールのライブへのハードルが下がってることもあるけど、
(下がりすぎってハナシも。汗)
去年のこのライブがあまりにも素晴らしすぎたから、迷う理由がなかった。
それに、やっぱりライブって一期一会だからね。
そういう機会は大切にしたい。
・・・と、もっともらしい理由をつけてますが、
要は「楽しい」からっ!それに尽きるんだよな〜、ホントはね。
自分の快楽やそれを求める欲求に対して、素直過ぎるだけかも(汗)


前回のようにタカさんとスザーノだけ(内田さんがDUBMIXされてましたが)、
というライブがなかったのが少し残念だったな〜。
来年は是非!お願いします!




CandleOdyssey2006×NENHUMA CANCAO SO MUSICA

CandleOdyssey2006×NENHUMA CANCAO SO MUSICA

日時:2006年8月27日(SUN)
時間:18:00〜Midnight
会場: 代官山 UNIT+SALOON

<LIVE>
マルコス・スザーノ沼澤尚 with フェルナンド・モウラ、森俊之佐藤タイジ
熊谷和徳(Tap Dance)
GOMA &JUNGLE RHYTHM SECTION
ティール・シー
リトル・トーキョーwith special guest OLAibi
<DJ>
DJ BAKU,Bryan Burton Lewis,Daisuke G. (WR),Booker Tai ,bio,
DJ 花見+VJ花見御一行様,RICO,HASSY ,POCO  etc
<VJ >
KLOMA

会場には12時過ぎに到着。UNITには久々に来た気がする。
お目当てのセッションは午前1時からってことで、
uniceにて、ゴルゴンゾーラのピザにはちみつ、それとサンペレグリノ
腹ごしらえを済ませ、下のフロアに降りる。
・・・んー、あたり前だけどWISDOMとは客層が違う。
とりあえず踊る。
ステージ上では、その間にサウンドチェックが進められてるけど、
どうもパンディロが上手くいかないようで、
予定時間を20分ほど過ぎたところで、見切り発車?の状態。
まずは、タカさんとスザーノ二人だけで始まる。
うーん、やっぱりパンディロの音が弱い(涙)
前にいたので生音が聞こえるからいいけど、後ろは多分聞こえないだろうなあ。
そのせいか、タカさんのドラムが凄い。
叩いて叩いて叩きまくるタカさんに、ついウットリ。
30分ほどして、モウラが登場して、弾き始める。
ってソレは森さんのキーボードでは?笑
しばらくして、森さんが登場し、弾き始めるも何か機材トラブルがあるっぽい。
最後に、タイジが登場して、5人の音が合わさる。
音的には不協和音の組み合わせって感じで、
組み合わせの妙に面白いなあと感じる部分はあるものの、
集中しきれずちょっとしっくりこない感じでした。
・・・ああああ、もったいない(涙)
プレーヤーやスタッフの方が悪いわけではないと思いますが。
こういうこともあるんだねー。
でもまあ、そのおかげで、タカさんの壮絶ドラムが堪能できたから、
まあ不幸中の幸いと思おう!
(タカさんは本当に凄かった。凄さでは過去最高かも!)




そして、ライブに集中できなかった原因は他にも(ちょっと怒)
携帯の写メとかさー、ライブに全く関係のないバカ騒ぎとかを
まん前でやるのはやめてね♪
楽しくて仕方がなくてそうなっちゃう!ってのなら分かるんだけど。
全然そんな感じじゃなかったからなー。
っていうか、写メとったりバカ騒ぎとかって、
結局は音を聞いてないってことでしょ?
あの人たちの音を聞き逃すなんて、
そんなもったいないこと私にはできません!っつーか無理!




だいぶ記憶が薄れてるものの、やっと書き終わったー!
これで夏が終わってしまうのかな。
とりあえず、怒涛の夏にひと区切りつけた感じになるんでしょうか。
これで、やっとシカオちゃんに行けるわあ・・・(苦笑)
といいつつ、6日にはSUN PAULO新宿ロフトに行きますが。
↑しかも、6日ってシカオちゃんのシングル&アルバムの発売日じゃん!
ま、前日にフラゲしてますけど(笑)
ちゃんとCDで「38分15秒」が聴きたい今日この頃です♪
すっげー楽しみっ♪