「マリー・アントワネット」を見てきました。


昨日はレディースデーだったので、
気になってる映画のひとつの
マリー・アントワネット」を見てきました。


この映画を一言で言うなら、「カワイイ♪」って感じ。
色とりどりの淡いカラーのドレス、
ノロの美しい靴(←靴フェチにはタマリマセン♪)、
ピンク&ベリー系のお菓子にマカロン
(↑スイーツ好きにはタマリマセン♪)
そして、主演のキルスティン・ダンスト
・・・でも。
私は結構楽しめましたが、
この映画は評価が分かれるんだろうなあ、
っていうのが率直な感想です。
↓は、ネタバレありまくりですので、
まだ見ていない方はお気をつけ下さい。

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○あらすじ○
オーストリア皇女マリーは、14歳にしてフランス王太子ルイ16世の元へ嫁ぐことになった。結婚生活に胸を膨らませていたが、待ち受けていたのは、上辺だけ取り繕ったベルサイユ宮殿の人々と、愛情のない夫婦生活。ルイは必要な事以外はマリーと口もきかず、同じベッドに寝ていても、指一本触れない。愛情深く育ったマリーだったが、悪意溢れる噂に傷つき、やがて贅沢なドレスやパーティーに心の安らぎを求めるようになる。


(goo映画より抜粋。詳しくはコチラ↓
goo映画: Movie × Travel — 旅のような映画 映画のような旅)


マリー・アントワネットと言えば、
浪費家で傲慢で享楽的、
というイメージがあります。
史実として見たら、確かにその通りなんだけど。
・・・でも、この映画を見て、
そういえば、このマリー・アントワネットという人は、
14歳で嫁いで、18歳で即位したんだよなあ・・・、
とふと思ったのです。
このお年頃って、まだまだ子供じゃないか、と。
大切に育てられてきた正真正銘の箱入りの姫君なら、
きっとなおさら。


異国からたった一人で嫁いで来た先には、
決まりごとだらけの宮廷生活、
自分に表面上は敬意を払うものの冷たい態度で、
ひとつ裏に回れば陰口ばかりの貴族達、
自分には関心の薄い夫、
オーストリーとフランスの同盟と自分の立場を強固にする為の
世継ぎを生むことへのプレッシャー。
・・・そんな満たされない日々の中で、
よっぽど自分自身を強く律しない限り、
不満を忘れさせてくれる快楽を求めてしまうのは、
仕方のないことなのかな〜、と。
しかも、まだまだ彼女は若いんだし。
歴史上の人物という堅苦しい見方ではなく、
私達とさほど変わらないひとりの女性なんだなあ・・・。
と、見ているうちに、
マリー・アントワネットに親近感がわいてきました。
これが監督であるソフィア・コッポラの狙いなのかもしれません。


でもちょっと物足りないと思ったのが、後半部分。
ヴェルサイユ宮殿での豪華な生活の描写が克明だったせいか、
後半部分がかなり走ってる印象は否めない。
そして、マリー・アントワネットのあれほど享楽的だった生活が、
「母」となったことで一変し、
地に足のついた生活を求めるようになり、
また、群集が宮殿に押し寄せてきた際には、
退去を勧める側近の声にも、
夫であるルイ16世とともに宮殿に残ると言うに至るまでの、
心境の移り変わりが、いまひとつうまく伝わってこなかったかな。
そこをもっと描写してあれば、
もっとマリー・アントワネットという女性への共感を感じたかも。


と、言いつつも。
ソフィア・コッポラ監督は、
やっぱり少女の描写はうまいなあ・・・と思った。
そして、小物遣いも。
映画の中で出てくる、洋服から靴からお菓子に至るまで、
とても色遣いが綺麗だし、イキイキと見える。
お菓子もメッチャおいしそう♪
(フランスの老舗のラデュレというお店らしい)


というワケで、
デザインをピンクでガーリーな感じにチェンジ♪