10周年ライブを終えて


シカオちゃんの@大阪城ホールのレポの続きかかなきゃ〜(焦)
と思いつつも、ちょっとうろうろとしていたら、
森さんの日記がアップされてました。
森さんの日記はコチラ→http://www.azuritelab.com/cgi-bin/diary.cgi
・・・(T-T)
ぶっちゃけ泣いたよ。
なんかね、とてもじーんと来ました。
沁みるっていうのかなあ…。


以下は、ライブレポ3本を書き終えたら(っていつになるやら。汗)、
書こうと思っていた内容ですが、
森さんの文を読んですっげー感動したんで、
どうしてもこちらを先に書き上げたくなりました。
いつもどおり120%個人的感想&推測の文章です。
あしからず…。




音楽の神様はどうしてシカオちゃんに試練を与えるのだろう?
音楽の神様は、シカオちゃんにはドSなのかな?
じゃあ、もしシカオちゃんがインフルエンザになることなく、
武道館ライブを迎えていたら?
ライブの出来としてはもの凄いライブになっていたかも。
そう思うと少し悔しい気もする。
…でも、ふと思うのです。
もしこの事態になっていなければ、
単なるお祭り騒ぎになっていたのではないだろうか?と。
ファミシュガが、そしてファンのみんなが、
シカオちゃんへこれほどの気持ちを向かわせて一つに
なってはいなかったのでは?と。
ファミシュガファミシュガであることの重さを、
これほどまでに痛感することもなかったのでは?
そう思うと、ドSな神様からの試練なのかな?と思ってみたり。
このライブを経て色んなことを感じたのは、
乗り越えた後のご褒美だったりするのかな?
と、今にして思います。




@城ホールの大成功&大興奮のライブを経て、
初日でリハも少なくてこれだけのライブになったんだから、
この調子で武道館に乗り込めば、
どれだけ凄いライブになっちゃうんだろう♪
武道館リベンジってどころの話じゃないんじゃない?
伝説のライブになっちゃうかもよ〜♪
なんて、浮かれていました。
でも、まさにその大阪のライブ直後に、
シカオちゃん(&森さん)のインフル罹患&発症。
公演そのものが危ぶまれるような事態に。
「好事魔多し」とはまさにこのこと。
どうしてこのタイミングで?こんなことに?と思った。
10周年という記念すべきライブの直前。
会場はいわくつきの武道館。
さらに直前の大阪は大成功。
その辺も前回の武道館ライブとシチュエーションはそっくり。
でも、違うのは、
必ず「成功」させなければいけないライブであること。
色んな意味での「特別」なライブ。
その責任の大きさはいかばかりか、と思います。
なのに、インフルエンザというディスアドバンテージ。
不可抗力な罹患ではあるものの、
自己管理が出来ていない、と批判されかねない部分もあると思う。
(まあ、マネージメントが負うべき部分が大きい気がするけど)
シカオちゃんはきっと自分を責めたんだろうな、と思う。
肉体的かつ精神的なダメージを抱えた
26日を迎えるまでのシカオちゃんの心中を慮ると、
本当に胸が痛みます。
それでも、シカオちゃんの中では、社長の日記によると、
公演の中止という選択肢はなかったらしい。
…私は、スガシカオの音楽生命に関わるものでなければ、
(例えば声が出なくなってしまうとか)、
この公演は中止にして欲しくありませんでした。
普通のライブならば、公演中止や延期も全く厭わないし、
どちらかといえば、無理はせずシカオちゃんの体調を優先して欲しい。
ライブはいつでも出来るのだから、
素晴らしいライブを行うためには、
なるべく完璧な状態でライブを行って欲しい、と思っています。
…でもこの時は、
「このライブだけは完遂して欲しい」と強く思ったのです。
これ以上シカオちゃんに負い目を感じて欲しくない、
それが理由です。
・・・そして、結果的に、
ライブの出来とかの価値判断を超越したもの凄いライブになりました。
私は、この3日間のライブのことをこれから先忘れることはないと思う。
単なる10周年記念ライブだからという理由ではなくて。


26日、ステージに現れたシカオちゃんは、
やっぱり病み上がり(っつーか、まだ病み中?)でした。
声も掠れているし、どこか弱々しい。
それでも無事ライブを終え(しかも楽しかったし!)
アンコールを迎えました。
ファミシュガをフロントに呼び出し、メンバーの名前をコールする。
そこまでするメンバー紹介って、私は初めて見ました。
もちろん10周年だからっていう理由もあるでしょう。
でも、それ以上に、
自分をサポートしてくれているファミシュガへの感謝を強く感じました。
そして、先日のログでも書きましたが、
森さんの時には、シカオちゃんのほうから握手&ハグを。
その様子を見た時、
とりわけ森さんへの感謝と思いの強さがすごく伝わってきて、
感動しました。うるっとしたし。
シカオちゃんがここまで来れたことは、
もちろんシカオちゃんの努力と才能に因るんだけど、
シカオちゃんの目指す音楽を、きっちり体現することが出来るのは、
やっぱり森さんの存在が大きいと思うのです。
そして、ライブとかでちょっとしたアクシデントがあった時も、
さりげなくシカオちゃんをサポートしてたのは、
いつも森さんだったよなあ、と思い出していました。
いつぞやかの「黄金の月」の時、怒りを露にしたシカオちゃんに、
さりげなく歌に戻るようフレーズを弾いたりとかしてたよなあ、
とか色んな場面でのことが頭に浮かびました。
そして、ライブ前にも「頑張らないと」と、森さんは度々日記に書いてた。
「スガの為にいいライブにしたい」と思ってくれている。
だから、その場面を眼前にした時、
シカオちゃんが森さんと出会えたことを、私はもの凄く感謝しました。
やっぱりシカオちゃんには森さんだよね。
やっぱりファミシュガだよね。
そして、シカオちゃんもそのことを強く感じてるはずだ、と。


そして、27日。
15分ほど遅れてスタート。
1曲目の「愛について」では、シカオちゃんの声も前日以上に出てない感じ。
2曲目の「Thank You」では出だしのギターも間違えてた。
もしかして体調が昨日以上に良くないのでは?とふと思った。
私の記憶が確かなら、この曲の時、
タカさんの声が飛んだ気がする。
「OK!」って言ったのか「大丈夫!」と言ったのか覚えてないけど。
ファミシュガの気迫が前日以上に凄いと感じた。
シカオちゃんに対して、ライブに対して、
「絶対に成功させる、きっちりシカオちゃんをサポートする」
という強い意志。
彼らはもちろんプロだからいつもその気持ちで臨んでいるだろうけど、
今回はその気持ちがいつも以上、さらに前日以上だと感じました。
タカさんのその声が私の耳に届いた時、嬉しくて泣きそうになった。
そして、すっげー安心した。
シカオちゃんも頑張ってるし、ファミシュガも頑張ってる。
私は身を任せて、ひたすら楽しめばいいんだ。
シカオちゃんにはファミシュガがいるから大丈夫、と。
やっぱりファミシュガだよな、と心底思いました。
沼澤尚のドラム、森俊之のキーボード、松原秀樹のベース、
間宮工のギター、大滝裕子斉藤久美のコーラス。
名は体を表すという言葉があるけど、
Family Sugar」とはよく言ったものだ、と思う。誰が欠けてもダメ。
…それは音楽的な要素だけではないんだよ。
最後のアンコールでも、前日同様に前に出てメンバー紹介。
前日以上のファミシュガへの感謝の気持ちを感じました。
その少し前から、
シカオちゃんの頬が濡れてたように見えたのは私の気のせい?
ステージから全員がはける時に、
森さんとタカさんがさりげなくシカオちゃんを労っていた。
私は改めて、
ファミシュガファミシュガであることの重さを痛感しました。
ファミシュガでなければ、ここまでやってこれなかっただろうし、
この日のライブも成しえなかっただろう、と。


シカオちゃんが素晴らしい仲間と出会えたこと、
ファミシュガシカオちゃんをサポートしてくれること、
こんな素晴らしいライブが出来ること、
優秀なスタッフに恵まれたこと、
シカオちゃんを好きでいるファンがこんなにもいること。
シカオちゃんが音楽をやるにあたって、
失ったものやもう戻れなくなったことも多々あると思う。
でも、得たものがたくさんあるんだね。
音楽の神様はシカオちゃんにはドS気味だけど、
それでもやっぱり、シカオちゃんは音楽の神様にとても愛されてる。
ステージ上の彼らを見て、そう思いました。
そして、シカオちゃんが自分のやりたい音楽を
いつまでも続けていけることを心から祈った。


たくさんの音楽・たくさんのミュージシャンがいる中で、
私がスガシカオの音楽と出会えたこと。
シカオちゃんファミシュガを好きだと思えること、
ライブに行けること。
色んな人と出会えたこと。
そんな様々の偶然(必然ですか?)に感謝しています。
…音楽の神様、ありがとう。
そして、これからもずっと彼らの音楽と歩んでいきたい。
ふさわしいファンでありたいと願う。
よーし、頑張っちゃうぞ〜♪
カッコイイ姐さん(いつかは婆さんかな。汗)に、なるからね。


この3日間のライブを経て感じたことです。
そう思えるライブって、これから先そうないだろうね。



ところで。
音楽の神様はシカオちゃんにドSだけど、
私にも最近ドS気味。
札幌といい武道館といい…ホント参加できてよかった。