8/29 endless summer breeze@Zepp Nagoya

実はこのレポはラストの民生の直前まで書き上げてたんですけど。
そのログはどこにあるんでしょうねえ…。
って、あの故障中のPCの中にあるんですが。涙


それにしてもかーなりライブレポがたまってます。
(暇を見つけてはちょこちょこ書いてるんですが。汗)
どのレポからアップしていこうか?と迷いましたが、
やっぱりこれからアップすることにしました。
…というのも、このライブが、
私の中で大きな大きなターニングポイントとなりました。
もしこのライブに行ってなかったら…
おそらく、っつーか絶対に、今回のツアーに対する心構えが違ってたはず。
そう考えるとちょっと、いや、かなりコワイ。





Zepp Nagoyaは初めて行きましたが、
全然下調べしないで行ったら、道を間違えてしまい超焦った。爆
…そりゃそうだ。下調べらいしろっつーの。
おかげでツアーの時にはすんなり行けましたが。
…そんなことはどうでもいいか。


enndless summer breezeというライブは全てアコースティックとのこと。
シカオちゃんはどんな曲をやるんだろう?と思ってたけど、
まさかこう来るとは!って感じ。
正直ビックリした。でもってヤラれた、と思った。
完敗です。


出演順は、予想通りで
オープニングアクトとして秦くん、
そしてcaravan→シカオちゃん→民生の順でした。
今更なレポなので、シカオちゃん以外は端折ります。
秦くんは、オーキャンで痛恨の聞き逃しをしてしまったので、
ちゃんと聞くのは初めてでしたが、
圧倒的な歌唱力でしたね、びっくりした。
「勉強させていただきます」なんてMCで言ってたけど、
いやいや、あれを聞いた先輩方(っつーか、某S先輩?笑)は、
かなり焦ったんじゃないのかなあ?なんて思ったりして。爆
caravanは、野外で聞いてみたいなーと思った。
風のような感じのひとでした。
ラストは当然民生。
いやー凄かったね、佇まいが。
この時、民生ファンか?ってぐらいにニコニコして見てましたね。
それにしても、民生って凄みのある人だなあ。


シカオちゃんは20時過ぎにcaravanの次に登場。
クーラーをかけすぎてお腹をこわしたとのことで、
低空飛行でこんなギリギリのスガシカオは滅多に見れません、
などと言ってましたね。
味噌煮込みうどんは、気を遣って卵抜きで注文したらしい。笑
まずは「19才」から。そして「Hop Step Dive」へ。
再びMC。
奥田センパイ(笑)みたいにたくさんヒットを飛ばしたりしてないけど、
唯一人に提供して100万枚売れたこの曲を。
あ。KAT-TUNじゃないよ!
みんなも一緒に歌ってくれー!
と言って始まったのはもちろん「夜空ノムコウ
そしてそのまま「黄金の月」へ。
…凄く良かった。
会場の雰囲気が変わりましたね。そして私自身をもね。
曲後、MC。
へたくそなギターでお送りします。
皆さんも3曲目ぐらいで気がついてると思いますけど、というシカオちゃん
こんなふうに弾き語りで普段ツアーでは廻れないような小さなところを廻ってます。
「郡山」とか…それってどこなんだよっ!ってところを。
名古屋は10月のツアーで、Zepp Nagoyaでやります!
と言った後、「あ!ココ?!」とひとりノリツッコミ。笑
10月発売のライブアルバムの告知の後、
「JUNE」と「フォノスコープ」へ。
そして…次はまさかの「Thank You」
突然この曲をやると決めた気がするのは気のせい?
それにしても、
この曲をイベントライブでやるとは思いもしませんでした。
「黄金の月」を聞いた時にもヤバイと思ったけど、
それよりももっともっとヤバイと思った。
正直に白状すると、マジで泣きそうになった。
それぐらい凄い「Thank You」でした。
凄みという点では、バンドver.を含めてでも過去最高だと思う。
数年前からアコギver.を聞いてみたいと思い続けてきて、
ここのところ聞く機会が増えて嬉しいんだけど、
凄いと思えるほどの「Thank You」にはなかなかお目にかかれなかったけど。
ここで、このタイミングで来るとは、ね。
さすがスガシカオ、ってところなんでしょうか。
それとも、さすが悪運の強い私?
そうそう。
間奏の時に前に出てきてカッコよくキメてたけど、
「海にうつった月のみち たどれば神に近づける」の部分が
本当のキメどころでは?笑
だから、慌ててマイクに戻る羽目になるんだよ、とツッコミを。笑
そして、
何年か前にスランプで曲が書けなかった頃にちょうど同時多発テロがあって
そんな時にできた曲です、と言って「気まぐれ」へ。
…違う意味でびっくりした。笑
コードが全然違うよ。わざと?それとも…汗。

セットリスト

1.「19才」
2.「Hop Step Dive」
3.「夜空ノムコウ
4.「黄金の月」
5.「JUNE」
6.「フォノスコープ」
7.「Thank You」
8.「気まぐれ」



えーと。
ここから個人的感想です。
めっちゃぶっちゃけてますのであしからず…。


@広島のところの感想でもちらっと書きましたが、
8月にあったイベントライブ2本では、
シカオちゃんがいったい何をやりたいのかが全然分からないし、
全然こちら側に伝わってこないような気がしてました。
っつーか、内輪だけステージ内だけで完結してるような感じ。
ステージ側とこちらとのものすごい距離感。
ステージ側が楽しそうにしてればしてるほど、
冷めていくような感じでした。
「内輪ウケ」って、当事者は楽しいし盛り上がるけど、
傍で見てる人はその光景を見て、余計盛り下がるわけで。
新バンドとファミシュガとを比べる気はなかったけど、
どうも音もタイミングも合ってないような気がして
プレイ的にも色々と気になる箇所がたくさんあったし。
今にして思えば、新バンドとなって、練習不足だったのと、
内側を組み立てるのに精一杯だったのかなー?なんて思いますが。
まあ本当のところは分かりませんがね。
…そんな感じで、音楽的にも心境的にも、色んな違和感を、
シカオちゃんと新バンドに感じていたわけです。
そして何より、「楽しい」だけでいいんだろうか?
という疑問がわいて仕方がなかったのです。
完璧なプレイ・歌・音楽を求めてるわけでは決してないのだけど、
音楽を聞いて「楽しい」と感じてるとはどうも思えなくて。
「楽しい」だけの音楽って、もちろん余裕でアリなんだけど、
でも、その「楽しい」という気持ちは、
スガシカオ」だから、っていう理由のみで、
無条件に盲目的に思ってるんじゃないか?と思えて仕方がなかった。
もしかすると「楽しい」と思いこもうとしているだけでは?とさえ思えてきた。
それって音楽を、ひいてはシカオちゃんをもないがしろにしてるのでは?と思うと
自分的にはどうしてもそれは許せなくて。
そう思うと楽しくもなくなってきたし。
…今にして思うと、肩に力が入りすぎてて頑なな考え方をしてたかな?
でも、その時にはそう思っていたので、
今回の一人でのライブを見て、何も感じないようであれば、
残念だけど少し距離をおこう、と思ってライブに臨みました。


そんなわけで、はじめの2曲まではずっと目をつぶって聞いてました。
その前のライブでのわだかまりと、
そのわだかまりを消すために、
感覚を研ぎ澄まして一音たりとも逃したくなかったから。
そしてようやく「黄金の月」を聞いて、目をあけることができた。
以前のログでも書いたことがあるけど、
私にとって「黄金の月」が響いてくるかどうかで、
自分の心の立ち位置が分かる気がする。
「夜空〜」の時はまだ不確かでぎこちなかったけど、
ここでようやく掴まえることができた気がして、やっと笑えた気がした。
そして、「Thank You」
本当に本当に迫るものがあったよ。
それが何なのかは、分かってるような分かってないような。
…今でもはっきりとは分からないのだけど。
でも確かに胸が震えた。それも「とても」ね。
スガシカオの歌は、まだ私に届くんだと感じた。
それは惰性でも妥協でも盲信でもなく、
強い力でこじ開けて、こんなにも震わせてしまうほどのチカラで。
そう感じた時、とても嬉しかった。
もう一回、バンドをちゃんと聞いてみよう、と思った。
もし、それで駄目ならそれはそれでもう仕方のないことだと。
とにかく、色んな思い込みや期待、不安、贔屓目、
そんなものに囚われずに、
目の前の音楽を素直に聴いて、そこで生まれた自分の感情に素直に従おう、と。
さすがにライブ直後にはそこまで思えなかったけど、
ホテルに戻って、もう一度ライブを振り返った時、そんなふうに思いました。
…この曲1曲で、全てをフラットに戻されちゃいました。
…おそるべし「Thank You」、そして、スガシカオ


そういうわけで、私的にこのライブは、
大きな転機となるライブになりました。
…本当に行ってよかった。