ライブレポ@10/17 富山 clubMAIRO

ホント今更のレポですが。大汗



Hitori Sugar Tour'07
@10/17 富山 clubMAIRO
開場/開演 18:30/19:00



前日の新潟にも参戦していたので、この日、新潟から日本海沿いに電車移動。
すっげーいい感じの駅が途中にあって、途中下車出来たら絶対にしてたはず。
もしまた機会があれば、途中下車してのんびり海を見たいな〜♪
…っつーか。この日は新潟でチェックアウト後うだうだしてないで、
早い時間に富山入りしておけばよかった。爆




5Fと続く階段に番号順で並び開場を待つ。
予定時間から少し押して、開場に。入口でドリンクチャージを払い、フロアへ。
バーを境に、前は6列ほどの椅子で、後ろはスタンディング。
運良く椅子席をキープできて、開演を待つ。
予定時間を少し過ぎた頃、客電が落ちる。
そして、ステージに現れたのは・・・今回の富山ライブの立役者である虎平太さんでした!
前説として、今回の経緯を。
「いつになったら富山でライブをやってくれるんだ?と、言い続けてきて、
やっと今回実現しました。次につなげる為にも、今日は盛り上がっていきましょう!!」
と、会場に大きな使命を!笑




1.Hop Step Dive



松山と同じくこの曲でスタート。
シカオちゃんはいつもどおりだったけど、ちょっと会場がカタイなあ、と思った。
まあ、でも、「初」だから仕方ないかな。



2.June


再びCM曲だ…認知度の高い曲が続くなあ。
↑でも書きましたが、この日電車で移動してきました。
秋の太陽の光がやわらかく差し込む中、
ゆっくりと後ろに流れていく海岸の風景とともに頭の中に流れてたのは、
アコギver.のこの曲でした。
なので、シカオちゃんの歌とギターの音を聞きながら、
その時間のことを思い出しちゃいました。
「June」って実はそんなに好きな曲ではないんだけど(爆)、
移りゆく風景がこの曲には似合うと思う。



MC


一人で全部やらなくちゃいけないから、限界があって、
バンドもコーラスもいないから、できる曲をやります。
だから、あれ聞きたいとかこの曲やってとか思わないでね、
と、事前に釘を。笑



3.春夏秋冬


バンドver.は、ファミシュガも新バンドも両方聞いたけど、
やっぱり、弾き語りver.が一番強いチカラを持つんだと思った。



4.愛について


なんかすごく沁みた。
シカオちゃんの声もギターもすごく深かった気がした。



MC


いきなり、「今日は、昼間にネタ探しのために、ちょっと富山の街に出てみた」と。
会場から「えーーーーーっ!」って声が。
そりゃ、シカオちゃんが普通に出歩いてるって知っていれば、
みんな行きたかったに決まってるってば!笑
富山入りした後、少し時間があいたので、
若者(←「若者」ってどうよ。笑)がいるところを現地スタッフの方に聞いたところ、
「新しく大和が出来た」と言われたので、行ってみたそう。
アーケードがあったものの、シャッターが下りてる店が多くて(←苦笑しながら言ってた)
しかも、その通りにステージっぽいのがあったけど、
そこには若者っていうよりも年配の方が見るような感じだったとのこと。
「今日着る服とかでいいのあったら、買おうかなって思ってたけど無かったので、
仕方ないから、スタバでお茶してきたんだよー」
ここで再び会場から「えーーーーっ!」って声が。笑
「『えーっ!』って、そりゃ、オレだってお茶くらいするよ(笑)」
…いや、シカオちゃんがスタバでお茶してるの知ってたら、そりゃみんな(以下略)
「で、何のために行ったかっていうと、『アーケード』って曲をやる為ですよ」と。
でも、閉まってる店が多かったからちょっと凹みました。なので、
今日のアーケードはちょっとおちた感じでやります」って言ってた。笑


さらに、俺の街にはアーケードがなかったから、アーケードがある街が羨ましい、と。
「学生の時とかさ、デートで「あそこのアーケードの○○前でね』とかって、
待ち合わせしたりね」なんて妄想モードで言ってみたり。笑



5.アーケード


そんなふうなMCから始まったこの曲。
シカオちゃんの弾き語りのライブでは絶対に聴きたい曲の一つです。
いや、弾き語りに限らずバンドスタイルでも、かな。
松山でもいいと思ったけど、この日の「アーケード」はすっごく良かった!
シカオちゃんの声とギターの音が広がってゆき
その2つの音の中に、二人以外誰もいないがらんとしたアーケードを、
そして、その向こうに、夜を超えて朝が訪れた瞬間の風景が見えた気がした。


「アーケード」が終わった時、この日一番の聴かせどころ、
っていうか、一番響いた曲は、きっとこの「アーケード」だろう、と思ってました。
なのに、その予想をさくっと越える曲が出るとは…。



6.あだゆめ


イントロが始まったところで、客席から声があがり始めたけど、
選曲に因るところもあるせいか(比較的おとなしめの曲だし)、
何より「初」ってことで、会場がかなり硬かったと思う。
この曲が始まって、その雰囲気が少しは和らいだかな。
そして、聞いたことがないなと思うアレンジが入り始めたのもこの曲から。
最初の頃から比べたら少し和らぎ始めたとはいえ、
それでもなお硬さの残る観客を盛り上げる為に、
シカオちゃんが色々と工夫をこらしてるんだなーと思った。



7.バクダン・ジュース


ループステーション登場。
簡単に機械の説明した後、
ギターのボディを叩いて音を入れ始めたけど、
「音がずれる」って何回か入れ直してた。笑
さらにギターのカッティングの音を重ねて完成。
真剣に音を選んでる表情や佇まいが素敵でしたね。
そして「バクダン・ジュース」へ。
間奏やアウトロを少し長めにとってアレンジ入れまくりでした。
シカオちゃんの「絶対に盛り上げる」っていう気合いを感じましたね。
その気合いが客席までしっかり届いたんだと思う。
ここですごく会場の雰囲気が一変したと感じた。



8.SWEET MEMORIES


何日か前にTVに松田聖子が出てるのを見て、
以前持ち歌が少なかった時にこの曲をカバーしてたのを思い出したとのこと。


このことをシカオちゃんが話し出した時、一瞬信じられなかった!
以前のログにも書きましたが、
私はこの「SWEET MEMORIES」は、シカオちゃんがどうこうではなくて、
子供の頃からすごく好きな曲で(←歌詞もばっちり覚えてるほど)、
それを、以前シカオちゃんが歌ったことがあるって聞いて、
すっげー聞けなくて悔しかったから、
絶対にいつか聞いてみたい!って思ってました。
…まさか、ここでその願いが叶うなんて!!


歌に入る前に、
「コレは、結構コードとか簡単なんで、
これからギターやってみようと思ってる人とかは、チャレンジしてみて♪」と。
…イントロ部分を弾きだしたけど、結構難しくない?
ギターは詳しくないのでよく分からないけど、色々テクニカルなことやってたと思う。
…と、思ってたら、弾くのを止めて、
「ね、簡単でしょ!スガシカオはギター上手かった、って言っておいて!」と、ニヤリ。
…だからその前フリなんだ!
ちょっと得意げに笑ったシカオちゃんがツボでしたね。


そして、「懐かしい痛みだわ〜♪」と歌い始めると、
「うっとり」って言葉がぴったりな感じで聞き惚れてしまいました。
でも、2番に入ったところで、
いきなり「歌詞忘れた〜」と言って止まってしまい、会場からは「あ〜」と声が。
・・・んもうっ!いいところだったのにー。
ってなわけで、つい「若過ぎて!」と歌詞を言っちゃいました。
シカオちゃんからは「よく知ってるね」とお褒めの言葉を頂戴しました、とさ。笑


聞けてとても嬉しかった。(歌詞間違えたのはアレですが。笑)
すっごく良かったので、シングルのC/Wとかに入れて欲しい。
是非また聞きたいな♪



9.夜空ノムコウ


「カバーをもう1曲やります」とのフリで。



10.黄金の月


夜つながり?で「黄金の月」へ。
雲ひとつなく深く澄んだ漆黒の闇。
そして、その中で輝く月。
ヤミさえも明るく照らすその存在は、揺るぎないもののような気がした。



11.19才


この頃にはかなり会場のテンションも高かったので、
「じゅうくさ〜い!」とコーラスが。笑



12.7月7日


「PARADE」が出た頃は、
ぶっちゃけこの「7月7日」はなんか息苦しくて、ちょっと苦手でした。
でも、ピンチヒッターでマイラジに出た時の弾き語りを聞いてから、
いきなり好きになりました。
この曲は切ない。



13.アシンメトリー



14.ヒットチャートをかけぬけろ


「デビュー曲をやります!」と、シカオちゃん
『ヒットチャートを』?
『かけぬけろー!』
・・・素晴らしいコール&レスポンス。笑



14.Thank You


間奏でメンバー紹介。
「ボーカル…スガシカオ!、ギター…スガシカオ
コーラスと手拍子…お客さん!!」
お約束とはいえ(爆)、やっぱり盛り上がる。
それにしても、この「Thank You」のイントロのギターリフ、
重くてがっちり響く感じが最高!



15.午後のパレード


曲に入る前にコーラスの練習。
かなりいい感じだったようで、
「午後のパレード〜!」とそのまま本編に突入!
あうう、立ちたい。っつーか踊りたい!(←午後パレダンスという意味ではなくて)
しかし、椅子席なのでぐっとガマン。涙
すると、1番が終わったところあたりで、
シカオちゃんが手をクイッとして「カモーン」とやってくれたんだけど、
その方向の人がその意味に気付かなかった模様。爆
なので、2番に入る前に「立っていいぞー!!」と。
・・・ありがと!シカオちゃん!!
おかげで心置きなく踊れましたさ。
午後パレダンスもがっつりと。笑


そこから最後までオールスタンディングのライブとなりました、とさ。笑



アンコール


一旦シカオちゃんは袖にはけたものの、手拍子が続く。
もちろんアンコールへ。


10月10日に出た「ALL LIVE BEST」の告知を。(この日は10/17です。汗)
でもって、さらに話は続く!
「オリジナルアルバムはまだかな?って、みんな思ってると思うけど、
実はね、もう結構新しい曲がたくさん出来てるんだよ。
…じゃあ、なんで出さないの?って話になるんだけど、
これがね〜…まあ、大人の事情で今すぐには出せないんだよ。色々あるんだよ(苦笑)
多分、来年の年明けてからって感じになると思うからさ。
曲が出来ないからってわけじゃないから、心配しなくていいよ。
今ね、なんかラブソングが凄い書きたいんだよね」と!
おおっ!アルバムがっ!
っていうか、ラブソングとな!!
今レコーディングしてるのって、その時言ってたことかな。
すっげー楽しみ♪



16.セッションwithインチキ君(ブルース風味)


インチキ君登場!
7200円で、現在は販売終了してるらしい。笑
ボタンを押しながら転調させて、シャッフルでギターを。
フラメンコ調はアシンメトリーでおなじみだけど、
ブルース調って初めて聞いた気が。
すっごく楽しくて、立てたのをいいことに踊りまくり♪



17.これからむかえにいくよ


ん?CDで耳にしたことのある通りの音だ、と思ったら、
それもそのはず。
プリインストールされてたパターンをそのまま使ってるとのこと。
バンドver.も、もちろん大好きなんだけど、
(10周年ライブや4フラのおまけCDとかのジャズver.とか、たまらなく好き♪)
アコギver.だと、イントロのリフがよく聞こえて、それだけでアガってしまう。
(もしかして、イントロのギターリフ好きなのか?)



18.フォノスコープ


「この曲をやるのを忘れてました!」と。


「今回は、1人でですけど、次は是非、『バンドで!』来たいと思います」
そう言ってシカオちゃんははけていきました。



ここで終わるかと思いきや・・・。
ヒロシさん(←「さん」付けに何か違和感が。笑)が、ギターの撤収を始めても、
それでも会場の拍手が鳴り止まない。
それどころか、拍手に加えてシカオコールが起こる。
しばらく続くと、ヒロシさんが再びギターにシールドをさしてスタンドに立てかける。
・・・これって、ダブルアンコールがあるってこと?
会場全体のテンションも期待もUP↑UP↑。
そうすると、ステージに再び照明がつき、シカオちゃんが再々登場!



ダブルアンコール


19.月とナイフ


再びステージに出てきたものの、「もうやる曲残ってないよー」と苦笑い。
後方から「月とナイフ!」とリクエストが。
でも、シカオちゃんはまだ決めかねてるような感じ。
(↑シカオちゃんはこの曲はトラウマあるよなあ。笑)
するとまた別のところから「月とナイフ!!」の声が。
ここで「月とナイフ」をやることに決めたよう。
「覚えてないよ〜」と少しぼやきながら、ギターを持たずに手だけでコード確認。
・・・シカオちゃんったらそんな可愛い仕草とかしちゃってさー。
これにはまたまたヤラれた。くやしー。(←負けず嫌い。笑)



自信なさげなフリをして始めた「月とナイフ」だったけど、
「本当は自信満々だったんじゃないの?」と、今にしてそう思う。
今まで何回か聞いたことあるけど、この時のは過去最高だったと思う。
曲そのものが凄いのは言わずもがなだけど、
この時の「月とナイフ」は、本当に本当に素晴らしかった。
聞いてるうちに泣きそうになってしまったほど。
しばらくタメてから発した「続けばいい」という最後のフレーズ、
その言葉を耳にした時、
「このまま続いて欲しい」と心の底から思った。
今までのライブの中で、
楽しいからこのまま続いて欲しいなー♪と感じたことは何度もあるけど、
心の奥深くから、そして強く、
「このまま時間が止まればいいのに」と思ったのは、初めて。
そう思わせるほど、凄い「月とナイフ」でした。
・・・シカオちゃん、ありがとう。





以下、個人的感想。



今までヒトリライブは何本か行きましたが、
この日のライブは、トータルでベスト3に入るようなライブだったと思う。
(シカオちゃんも虎平太さんの番組でそう言ってましたけどね)
凄いチカラを感じた曲や、神がかってるとさえ感じた曲もあって、
いわゆる出来のいい曲が揃ってたことも、もちろんその理由でもあるんだけど。
それよりも強く感じたのが、
「絶対にこのライブを盛り上げる」というシカオちゃんの強い意志と実行力でした。
この日の序盤は本当に会場が硬くて、
もしかしたらこのまま終わってしまうのかも?と、危ぶんでしまうほどで。
そんな雰囲気をここまで変えたのは、
観客の力ではなく、まぎれもなくシカオちゃん自身の力だったと。
シカオちゃんが雰囲気を作って、先頭に立って全体をまとめあげて導いてた。
そんなふうに感じたのはバンドツアーも含め、初めてだと思う。
ライブ中に、「シカオちゃん、凄いな」と思うことも度々でした。
そういう意味でも、
シカオちゃんにとって思い出深いライブになったのでは?と思います。
会場も楽しそうだったのは勿論だけど、
その中で特に印象に残っているのが、
ヒロシさんがステージ下手にいてMacで色々といじってたけど、終始笑顔でしたね。
私の中のイメージでは、いつもクールな感じなのでちょっと驚いた。
(シカオちゃんのギターチェンジの時とか)
なんか思うところがあるのかなー?なんて思ったり。笑


偶然にも、前日の新潟ライブのアンケートに、
「ラストの富山では『アーケード』と『月とナイフ』を聞きたい」と、書いたけど、
実現して凄く嬉しかった。
でもって、ライブ後、夜中で人通りが少ないのをいいことに、
ホテルまで「SWEET MEMORIES」を歌いながら帰ってしまいました、とさ。笑
(↑浮かれてる、って感じがふさわしいんだろうな。汗)
本当に素晴らしいライブでした。
シカオちゃんを富山に呼んでくれた虎平太さん、
スタッフの方々、会場の皆さん、改めてありがとー♪
そして、シカオちゃん
幸せな時間をくれて本当に本当にありがと♪



そして、今に至るまで、頭の中で鳴っているのはこの曲。
スガシカオ「月とナイフ」(「CLOVER」より4曲目)

CLOVER

CLOVER


いつまでも ずっとずっと 続けばいい